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十年一昔、十把一絡げ

V6に関係するWEB上に漂う自分の記述(2000年~)をサルベージしたり、感想を書き直してみたり、何となくツイッターに連携できる形で書き直しています。偏りはあると思うので生暖かい目で眺めて頂けたら幸いです。

坂本さんの「ONE MAN STANDING」に行って、いろんなことを思い出した。

去年のまとめもできてないのですけど、書いておきたくて。

「ONE MAN STANDING」、行ってきました。

…と、まだ2行しか書いてないんですけど、たぶんコンサートの感想と同じくらい、自分の思い出も絡めたものになってしまうと思います(予定は未定)。いちヲタの思い出なんて別に読みたくないし…という方はごめんなさい。心の広い方だけどうぞ(笑)。

 

 

オーチャードホールに行くのはたぶん2回目…?

たぶん10年以上前にオケか何か*1を聞きに来て、それ以来だと思います。

昔からお付き合いのある方はご存知かと思いますが、私自身が30過ぎくらいまでクラシック寄りの音楽のお仕事をちまちまやっていたので、会場にも服装にも特に物怖じすることなく(笑)するりと会場に入ってまいりました。

ちなみに去年20周年ツアーの諸々でお金使い過ぎたので、財政立て直すまではお洋服買わない!去年コンサートに着て行くために買った洋服のコーデで全然行けるし!と思って実際手持ちの服で行ったら、初日にまさかの「今回の為に新しい服買ったひとー?」ていう質問があって、挙手できなかったのが微妙に悔しかったです…。ついでに言うと2日目夜の「オーチャードホールに今回初めて来たひとー?」ていう質問にも挙手できず…微妙に悔(以下同文。

 

オープニング曲は演出家の菅野さんのツイートから予想した曲で当たってました。

 ブラスの音が印象的な作品てOZしかないなって思ったので、本当にその曲で始まった時には期待と興奮とで既に気持ちがいっぱいに(笑)。青いスーツで登場した坂本さんは、坂本さんなんだけどピーター・アレン・ウールノーで、でも坂本さんで…。そのどちらもが見えるステージに冒頭から頭はフル回転だし、気持ちはいっぱいだしで大忙しでした。

 

トークとワンフレーズの歌でミュージカル人生の入口を紹介するところでは、私が初めて観た坂本さん主演のミュージカル「シェルブールの雨傘」と、本場イギリス・ウエストエンドの劇場にも観に行った「BLOOD BROTHERS」が入ってて、一人ノスタルジックな気持ちに。「シェルブール~」は初演から観させていただいたのですが、坂本さんも(海外ものでは?)初めての主演作品だったことを改めて認識しました。初めて天王洲に観に行ったあの日は大雨でリアルに雨傘必要っていう(笑)。なのにその日楽器持って移動しなきゃいけなくて(理由は忘れた)、何かもう大変だったなあ…という思い出。

あと、イギリスものによくある仄暗い空気が好きなので「BLOOD~」はストーリーに嵌りました。ただ、ウエストエンドで観た本場の作品は主役がお母さんで!双子はその次か次(ナレーターが上だっけ?あれ?)ていう位置だったので、今回はあんまり使われないかなあ…と思ったらやっぱり(笑)。*2

 

そいで、「ZORRO The Musical」の「HOPE」。あああ大好きだったディエゴ…!

歌詞は今回用に書き換えられていて、でもその内容が(はっきりとは覚えてないけれど)坂本さんの思いに近いものになっていたので、この「HOPE」は坂本昌行の「HOPE」なんだなって、新しい気持ちでまたこの曲が大好きになりました。

 

で、ですよ。

「HOPE」終わりで、ですよ。

 

あのイントロ。

 

うわああああああああああ

「FOOTLOOSE」だああああああああ……!!!!!!

 

 

涙腺崩壊。

 

 

「FOOTLOOSE」ほんとにほんとに大好きな作品なんです。

坂本さんが演じるレン・マコーミックが大好きだったし、オープニングの「FOOTLOOSE~On Any Sunday」のあの畳み掛けるようなメロディの応酬と圧倒的なハーモニーの力強さに当時も毎回会場で泣いてて、何なら今でもBW版サントラ聞きながら時々泣くレベル(大丈夫か?w)で大好きなんです。

(ちなみに初演の時、自分の誕生日に1列目で観るというミラクルを起こしたのもよい思い出。目の前で鉄塔につかまりながら「I'm Free/Heaven's Help Me」を歌うレン・マコーミックに本気で惚れました…。あとピンクレディーのお二人が揃っておられたことも胸熱)

 

だから、当時と同じ(に聞こえた)ハーモニーに、当時と同じ歌詞でパワフルに歌うステージ上の11人に思い出がフラッシュバックして、ああもうあかん…と。

そしたらそのあと「Holding Out for a Hero」もあるし!エリエルううう(涙)。赤いウエスタンブーツ、私も履きたかった…!*3

からの。

 

「Almost Paradise」

オールモストパラダイス。

 

上演時と同じ歌詞。*4

上演時の演出になぞらえた立ち位置からの動き。

 

レンとエリエルがそこにいる…!!!

 

涙のネジが壊れたかと思いました。泣いたら見えなくなってしまうから、今は!今は泣いちゃダメだから!て自分に言い聞かせながらの号泣。せめて鼻水すする音だけは立てないように(笑)ほんと必死でした。

初めて観た坂本さんのミュージカルはシェルブールだったけど、ストーリーにも音楽にもド嵌りして、ミュージシャンの皆様含めて本気で尊敬して、いつまでもいつまでもこの世界にいたい、私もボーモントハイスクール入りたい、くらいに大好きになった作品はこの「FOOTLOOSE」だったんです。

それに、正直に言うと今回のこのコンサートが決まって、一番歌ってほしかった曲が「Almost Paradise」だったので、イントロ始まった時点でもう!もう!言葉がみつからない…。まさか14年経ってもう一度坂本さんのレン・マコーミックが観られる日が来るとは。

 

人間、生きてみるもんだなあ…(しみじみ)。

 

さて。

「FOOTLOOSE」への思いが滾りすぎて、「The Boy from OZ」とか「Never Gonna Dance」「All Shook Up」「Pal Joey」「My One and Only」への熱量がやや低めなのは、諸々ご勘弁をいただきたく(え?w)。

いやもうこれほんとに私自身の都合でしかないのですが、ネバゴナは最前どセンターで観たんですけどステージと客席の間にオケピがあるスタイルで、たまたま私が入った日なんとなくトランペットの方の調子が悪かったように聞こえて、前述の私自身がやってた音楽のお仕事というのがトランペット吹きだったので、もうそっちばっかり気になってしまってタイトル曲は覚えてるけどあとあんまり…という。

で、2005~2009年くらいはその音楽のお仕事周りが(有り難いことに)忙しくて、結構バタバタだったんですよね…。それでも坂本さんの舞台は少なくとも1回は観る!ていうのは何とか死守したレベル。なので、思い出というか思い入れが少なめでごめんなさい…。パーティーでの演奏のお仕事終えてスーツに楽器ケース背負ったまま慌てて青劇に向かったとか、本番翌日に若干発熱した状態で青劇に入ったとか、もうそんなんばっかり(大体は青劇w)。

 

で、今は晴れていちヲタク女(笑)なので、「ON THE TOWN」のゲイビーにまた興奮が戻ってまいりました。まさかセーラー…!ゲイビーかわいい!!!(盲目)

…ふと思ったのですけど、初日に長野さんと井ノ原さんがいらしてて。「Some Other Time」とか「New York, New York」の、ご自身が演じられてた作品(の一部)を観て、どんな思いだったのかな、と。序盤の「Sixteen Going on Seventeen」の替え歌も、2日目夜の森田さんご本人はどう思われたんだろう…というのと併せて、ちょこっと気になりました(笑)。

 

事前のインタビューとかで、坂本さんがこれから出会いたい作品の歌も歌うというのは伺っていたので、何を歌うんだろう…と思っていました。

私は「Rent」を観たことがなくて少し申し訳ない気持ちになりつつも、「One Song Glory」に込められた切なる願いのような坂本さんの歌う姿と、メロディーだけは存じていた「Seasons of Love」のまた圧倒的なハーモニーと会場を包むような温かい空気に再び涙腺崩壊の時を迎えました。

この公演で、この歌たちに込めた坂本さんの願いが、いつか叶いますように。

と、私も祈ろうと心に決めました。あと「Rent」を観よう。

 

本編最後の曲、私が予想してたのはOZの「Once Before I Go」だったので、作品までは合ってたけど「Love Don't Need a Reason」が来たのにはちょっと「お!」て思ったんですけど、今思えば予想っていうか聞きたかった曲が「Once~」だったんだな、と。*5

 

で、ここまで来て、あの曲やってないじゃない!と(笑)。

いややらないわけないでしょ!と(笑)

でもやるならアンコールっぽいかな?と思ってたら、来ました。

 

バイラバイラ!

 

最近、6歳の姪っ子がバイラバイラ歌っていて、坂本さんのことを「バイラバイラの人!」と言うようになりました(笑)。

いやあ、あのイントロのTrpデュオの音ほんとカッコよかったわあ。なんでネバゴナのあの日は調子悪かっ(以下自主規制

 

最後の最後でピアノを弾き語りするって知って、実際に弾いている姿を見た時。

ツイッターにも書きましたがほんとこう思ったのです。

 鳴り始めたピアノの音はまだ若干たどたどしさを残しながらも、少し前に「One Dish」で見かけた時よりはしっかりとしていて、すごいなあ…この人どこまでいくんだろう…って本気で思いました。それが1日目の夜。

日付変わって朝になったら、ピアノ弾き語りのミュージカルが決まりましたってニュースが流れて、はっ!?(°Д°)ってなったのが2日目笑)。

で、毎朝ハノンを練習していて、弾いてるとペチョ様が脚のとこ来て構って構ってってするって聞いて、私もピアノ弾くわ!ハノンやる!と思ったのが3日目(笑)。小学生の頃からお世話になっているハノン!*6

 

と、ここまで来て。

今回のコンサートって、振り返る方がメインなのかなって思ってたんですけど、最後の最後にピアノ弾き語りを入れたことで、確実に次へともう歩き出してる、止まることなく未来を歩き始めてる姿まで見せてくれたんだな、と改めて感じ入りました。

 

ほんとに、この人はどこまでいくのだろう…。

 

2時間ずっと、坂本さんの歌を、声を聞いていられるとても贅沢な空間で。

いろんなことを思い出せた大切な時間で。

そんな空間と時間をくださったすべてのひと、ものに感謝します。

ありがとうございました。

 

最後に。

「よく言うじゃないですか、夢って見るものじゃなくて、叶えるものだって」

と仰っていた坂本さんは、今までいくつの夢を叶えて、いくつの夢を手放してきたのだろう、と思います。

すべての夢が叶うなんてことはないけれど、たぶんそれでも諦めない、諦められないものを拾い集めて、ひとつひとつ積み重ねてきたからこそ、今日の姿があるんだろうな、と。

 

私が随分前から勝手に夢に見ていたものがあって。

「坂本さんがクラシック向けのホールでソロコンサートをやって、生オケの演奏で、セトリには坂本さんチョイスのミュージカルソングを歌うコーナーがある」

妄想していたよりはホールの規模が大きかったし*7、まさか持ち歌歌わない構成になるとも思ってなかったけれど*8

 

坂本さんの夢のひとつが叶った今回のコンサートは、私の夢のひとつが叶ったコンサートにもなりました。

 

ああ、生きててよかった。

*1:ナカリャコフかなあ…?ロシアのトランペッターさん

*2:まあ、私も「BLOOD~」で一番好きなのはお母さんが歌う「Tell Me It's Not True(嘘だと言って)」なのでアレなんですが。

*3:ヒロインのエリエル・ムーアは赤いウエスタンブーツが目印のちょっととんがりたがってる女の子。で、私も赤いウエスタンブーツ履きたかったんですけど、日本の日常生活でそれ履いたら目立つだろ…と思って諦めました…

*4:初演のパンフレットには主要な曲の歌詞が掲載されているので、それを見ては何度も何度も一人で歌っていたので(えw)、歌詞は覚えておりました…

*5:ついでに言ってしまうと、OZで聞きたかったのがもう1曲あった。「I Still Call Australia Home」

*6:指の練習の教本、ハノン。私意外と好きなんですよね、ハノン。あれやったのとやらないのとで、その後の指の動きが全然違う。

*7:もうクローズしてますが、カザルスホールくらいがいいなと思ってた。それか凱旋公演(本人談)会場のティアラこうとう

*8:ストリングスとかオケアレンジの「Shelter」とか想像するととても楽しいw